高脂血症
高脂血症
高脂血症は、血液中のコレステロールや中性脂肪の値が基準値より高く、脂質代謝に異常をきたした状態のことです。
2007年に日本動脈硬化学会がガイドラインの改訂を行い、「高脂血症」の病名が「脂質異常症」に変更されました。日本動脈硬化学会の脂質異常症の診断基準では、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dL以上、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満、トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dL以上、これらに該当する場合を脂質異常症と診断します。血液中の脂質が増えると動脈硬化が促進され、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患が発症する可能性もあります。
〈参考資料〉
動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版 日本動脈硬化学会
https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/
publications/pdf/GL2022_s/jas_gl2022_3_230210.pdf[2025年3月閲覧]