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不整脈

不整脈には、脈がゆっくり打つ徐脈、速く打つ頻脈、または不規則に打つ状態があります。徐脈は、脈が1分間に50以下の場合を指し、一般に脈拍が1分間に40以下になると、息切れや、めまいなどの症状が出やすくなります。頻脈は脈が1分間に100以上の場合を指し、明らかな誘因がないのに、突然、脈拍が120以上になる場合は病的な頻脈の可能性があります。頻脈になると動悸や息切れのほかに、時に胸痛やめまい、失神といった症状が出ることがあります。
脈が不規則になるものの中に期外収縮があります。不整脈の中で最もよく見られるのが期外収縮です。これは30歳を超えるとほぼ全員に認められるようになり、年をとるにつれて増加します。期外収縮の数が少ない場合はだれにでも起こる生理的な不整脈といえます。一方、期外収縮が連続して出現したときは一時的に血圧が下がり、めまいや動悸がすることもあります。

〈参考資料〉
国立循環器病研究センター病院ホームページ
https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/
disease/arrhythmia/[2025年3月閲覧]

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監修:久留米大学 学長 医学部 神経精神医学講座 名誉教授 内村 直尚