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「いびき」のはなし うるさいだけじゃない!いびきは病気の兆候!?いびきの治療

いびきの治療

いびきの治療は、その原因と症状に応じていくつかの方法があります。いびき治療のご相談から治療法検討までの一例をチャートでご紹介しましょう。
まず重要なのは、鼻づまりの有無。これによって耳鼻科的検査・治療の要否を判断します。鼻づまりがない場合には、いびきが一過性なのか、習慣性なのかによって睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査へと進みます。

いびきの相談から治療法検討までの一例

耳鼻科的検査と治療

鼻づまりがある場合には、まず耳鼻科的な治療が優先されます。
鼻中隔弯曲症、花粉症などのアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などの鼻疾患がいびきの原因になりますので、耳鼻科的な治療で鼻づまりを改善すれば、いびきの改善も期待できます。

生活習慣病の改善

ダイエット
太ると、首、喉まわりに脂肪がつくだけでなく、上気道(鼻から気管の入り口までの空気の通り道)の壁にも脂肪がついて、いびきの発生につながります。
いびき改善のためにも、身体全体のためにも、適正体重の維持は重要です。
寝具の見直し、寝姿勢の工夫
仰向けで寝るよりも、横向きで寝ると上気道の閉塞を軽減し、いびきを改善できる場合があります。
身体が自然に横向きになるように形状が工夫された枕なども販売されています。普段横向きに慣れていない方には、抱き枕をお薦めします。身体の一方にかかる負担が軽減され、入眠しやすくなります。
お酒(寝酒)を控える
アルコールによって上気道を支える筋肉が緩むと、上気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。寝るときは、ただでさえ筋肉が緩みリラックスした状態。そこにアルコールが加わると、さらにいびきのリスクを高めることになります。特に寝る前のお酒、深酒は控えましょう。
禁煙
タバコによる刺激を受けると、気道に炎症が生じます。タバコが日常的になるほど、炎症は慢性化します。気道粘膜が傷つき、浮腫みが生じたり、気道壁が厚くなることで気道が狭窄し、いびきにつながります。気道の炎症を防ぐには、禁煙も重要です。

以下は、いびき症状のある患者さんが、検査にて閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)のSASと診断された際に有効な治療法です。無呼吸症を治療することによって、いびきの改善も期待できます。

マウスピース治療

下顎を上顎よりも前方に出して固定するタイプのマウスピースです。下顎を前方に固定することで、気道を広く保ちます。

CPAP療法

寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて、気道を開存させておく治療法です。

外科的手術

気道を塞ぐ部位を取り除く根治療法で、小児の多くや成人の一部で適用される場合があります。

いびきの病院選びのポイント

自分に合った病院を選び、いびきを適切に検査・治療しましょう。

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